Año dual España-Japón

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太鼓

鼓童-打男
(演出:坂東玉三郎)

2014年7月9日~25日

オビエド、タラゴナ、マドリード、ジローナ
詳しい情報は、Fundación Japón, MadridオフィシャルWEBサイトをご覧ください

日本スペイン交流400周年を記念し、今年7月、国際交流基金マドリード日本文化センター共催により、スペインの4都市(オビエド、タラゴナ、マドリード、ジローナ)で鼓童コンサートが実現。今回のツアーでは、歌舞伎の坂東玉三郎氏演出の鼓童の最新演目『打男DADAN』が披露される。

鼓童

太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。「鼓童」とは、人間にとって基本的なリズムである心臓の鼓動から音(おん)をとった名前で、大太鼓の響きが母親の胎内で聞いた最初の音をイメージしている。そして「童(わらべ)」の文字には、子どものように何ものにもとらわれることなく無心に太鼓を叩いていきたいという願いが込められている。

1981年、ベルリン芸術祭でデビュー、多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」を目指し、「ワン・アース・ツアー」というタイトルで世界各地をめぐり、これまでに46ヶ国で3,700回を超える公演を行っている。劇場公演のほか、小中高校生との交流を目的とした「交流学校公演」、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスほか異なるジャンルの優れたアーティストとの共演や、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等へ多数参加している。一年の3分の1を海外、3分の1を国内、残りの3分の1を佐渡で過ごし、国境もジャンルも飛び越えた時空を出現させるべく東奔西走の日々を送る。

坂東玉三郎氏演出 『打男DADAN』

「打男」とは文字通り「打つ男」を意味する。坂東玉三郎氏の演出による本作は、鼓童の精鋭男性演奏者が打楽器を極限まで打ち込み、太鼓を叩くことの本質に迫り洗練させた作品となっている。鼓童の通常公演とは異なり、「打男」は歌、舞踊、笛、女性演奏者が一切登場しないという点で類を見ないものである。本作品では、あらゆる形と大きさの太鼓を駆使しており、公演を重ねるごとに力強さや力を蓄え、舞台上で創造的進化を遂げ続けている。本作品は、11人の奏者たちの心技体の限界を試すものであると言える。

「打男」は2009年秋に東京で初演、大反響を呼ぶ。2012年、初の海外公演となったフランス・パリのシャトレ座では、4回連続公演が完売。同年日本で凱旋公演を実施、佐渡で毎年開催されている国際芸術祭「アース・セレブレーション」でも披露された。この鼓童最新作は、今回スペインの太鼓ファンを魅了するため、当地を訪れる。

公演日程

オビエド:7月9日(水) 20:00より 会場:Teatro Campoamor – Oviedo es Música 2014

タラゴナ:7月12日(土) 22:00より 会場:Teatre Auditori Camp de Mart - ETC Festival d'Estiu de Tarragona 2014 

マドリード:7月15日(火) 21:30より  会場:Teatro Circo Price - Veranos de la Villa 

ジローナ:7月25日(金) 22:00より 会場:Auditori Espai Ter - Festival Torroella de Montgrí 

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